道を歩いていると、なぜか大学時代を思い出したので…

仕事をしている人をはじめ、部活やサークルに入っている人なら
一度は「一斉メール」という言葉を聞いたことがあるだろう。


今回は、その「一斉メール」が引き起こした事件を紹介しよう。


その事件の名は


「無限メール事件」(名前は今考えました…)


私自身「一斉メール」の仕組みは詳しくはわからないが、
まずは、私のわかる範囲で「一斉メール」の仕組みを伝えよう。


おおざっぱに言うと、「一斉メール」用のメールアドレスにメールを送ると
そのメーリングリストに登録している人全員に、そのメールが届くという仕組み。
(合ってますよね?間違ってたら教えてください)


ここからは私の憶測だが、「一斉メール」のアドレスにメールを送信すると、
どこかのサーバーが受信して、そこに登録されている人に送信されるという仕組み。
なので、手元に届くメールには「一斉メール」用のアドレスからメールが来ることになる。


「無限メール事件」は、その仕組みが招いた事件である。


ある日、私が所属しているサークル(サークルでいいよね?)の仲間から「一斉メール」が届いた。
内容は覚えていないが、サークルに関する内容だったことだけは確かだ。
しかし、このメールが悲劇の引き金となった。




そのメールを読み終わり数分経つと、また「一斉メール」が届いた。


このメールの内容ははっきりと覚えている!
その衝撃の内容は…


「ミスデリバリー(送信エラー)」
送られたメールが何らかの形で、しっかり送れなかったとのこと。


「ははは。こんなこともあるんだ〜。誰に送れなかったんだろう〜〜。」


この事件にかかわった全員は、このときあんな悲劇が起こるとはだれも予想していなかった。


「誰に送れなかったのかなぁ〜」なんて、笑いながらそのメールを見ていると


また、「一斉メール」からメールが届いた…
その内容は、


「ミスデリバリー」


「なんだよぉ〜。またミスデリバリーかぁ〜」
と、思っていると、携帯の着信音が鳴る…


なんか嫌な予感がした。


そのいやな予感は的中…また、「ミスデリバリー」


この後、数分おきに幾度となく「ミスデリバリー」のメールが届く…


メールの履歴が「ミスデリバリー」で埋まっていく…


大事なメールを急いで保護する者
携帯の電源を切る者
あきらめて携帯を放置する者


私はどんな対処をしただろう…覚えていない。
ただ、覚えていることは、


「今電源を切って、朝電源を入れた後に『新着メール問い合わせ』をしたら、
きっと今まで見たことがない量の新着メールが届くんだろうなぁ〜。」


と、思ったことだけだ。


サークルの仲間全員が、「ミスデリバリー」のメールに恐怖した夜だった。

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この事件の真相はこう、


「一斉メール」が送信されたときに、誰かが携帯を止められたかなにかかで
メールが全く届かない状態でした。

だから、「このアドレスにはメールは届きませんよ!」というのが、
「一斉メール」として、サーバーに届き、それがリストに載っているアドレス全部に
送信される!


もちろん、最初にメールが届かなかった人のアドレスもリストに載っているわけで、
「ミスデリバリー」メールが、その人の所に送られる。


その「ミスデリバリー」メールがまた届かないので、
「このアドレスにはメールが届きませんよ!」というメールがサーバーに送られる…


このサイクルを永遠と続けた結果


みんなの受信ボックスが「ミスデリバリー」でいっぱいになったとさ。


めちゃくちゃ面白かったです!いい思い出です!


みなさん!
一斉メールには気をつけましょう!


Kuni