学級経営と学び合い

一昨日のブログで「明日書きます!」と言っておいて、
かけなくてすみません・・・


改めて、一昨日ののブログの予告した、
今日は楽学カフェで行った「学び合い」を体験して僕が考えたことです。


僕が感じたことは。「学級経営」のベースがあって、
その上に「学び合い」を含む、様々な手法が乗っかっているということです。


一つの課題に対して、クラスの全員が「達成したい!」と思っているか
思っていないかで、効果が全然違ってくると思います。


実際、僕は最後の10分は諦めて他の人と話していました。(もちろん演技です!)
きっとこんな子もいるだろうなぁ〜。と、思ってそんな役割を演じてみたんです。


すると、まだ解けていない人は解くことに集中し、解けてしまった人は解けてしまった人で
他の解き方が無いか話をしていて、あきらめて話をしている僕には誰も注意しませんでした。
僕に「教えてあげるよ!」と言ってきた人もいましたが、僕がテレビの話をしているのを聞いて
僕の前から去って行ってしまいました。


「Kuniがあきらめてしまったら、クラスの目標が達成できないから、一緒にがんばろう!」とか、
「TVの話なんかしないで、一緒にやるぞ!」と、お互いのことを気にして、
声をかけれるクラスだと、あきらめている子も、あきらめかけている子も、
もう一度、クラスの仲間と一緒に進めるようになると思いました。
そのためには、「クラス全員で一緒に進むぞ!」というような、
規範や雰囲気がクラスには必要です。
(このクラスの規範や雰囲気作りについては、違う機会に話しますね。)


そこで、一つ思いついたのが「砂場の山作り」である。
砂場で山を作るときは、一度山を作ってそれをてっぺんからすりつぶし、
土台を拡げて、その上にまた砂をのせていきますよね。
そうすると、さっきより高い山ができる。


「学級経営」と「学び合い」もそのような関係がいいと思いました。


まず、「学級経営」というベースの上に「学び合い」をして、
その中で様々な問題が起きると思います。その問題を問題で終わらせず、
「どのようにしたら解決できるか」「どのようにしたら予防できるか」など
ふりかえり、それを学級に戻します。


そうすることによって、「学級経営」というベースが広がり、
次にやる「学び合い」はより高い、大きなものができます。
そこでも新たな問題などが起き、それを解決して「学級経営」に戻します。


すると、また「学級経営の土台が大きくなり・・・」
これを続けていくと、学級は大きなものになり、
「学び合い」の質がどんどん高くなり、大きな山になります!
このサイクルをまわすことで、学級も内容もどんどん良くなります。


「学び合い」はとても有効な手段だと思います。それをより良いものにするのは、
先生のあり方、ファシリテイティブティーチャーだと思います。
「学び合いのやり方!」も大事ですが、その前に「先生のあり方」が問われてきます。
「学び合い」のときだけ、先生がファシリテーターのように
振舞っても、帰って子ども達が混乱してしまいます。
このファシリテイティブティーチャーについても、今度お話します。


ここでは、「学び合い」に焦点をあててますが、「学び合い」だけでなく、
「リーディングワークショップ」「作家の時間」はもちろんのこと、
「運動会」「音楽祭」「学芸会」などの行事も、
「学級経営」の土台に乗せてサイクルをまわすことができます。


せっかく素敵な行事があるのだから、それを活かさない手はありません!


話が長く、あまりまとまっていないかもしれませんが、
自分が感じていることを書いてみました。


みなさんはどう思います?


くに