情報の裏に隠れているもの。

「天気は晴れ、気温8℃」は皆さんにとって


「暑い」ですか?「暖かい」ですか?「涼しい」ですか?それとも、「寒い」ですか?


きっと多くの人は「寒い」と答えるでしょう。


しかし、僕は「天気は晴れ、気温8℃」の日に
「今日は暖かいね!」と言って、Tシャツで家の外に出たことがあります。
これは決して我慢大会をしていたからと言うわけではありません。


これは僕が留学中にボストン近郊に住んでいた頃の話です。
冬になると、大雪が降り気温が氷点下を下回るのが当たり前に世界で、
時には−30℃になることもありました。


東京では考えられないような寒さの冬を過ごした後だと
「天気は晴れ、気温8℃」は暖かく感じます。


ここまで話すと、「そりゃ暖かく感じるよね!」と納得してもらえると思います。
でも、「天気は晴れ、気温8℃」と言う目に見える情報だけ取ってしまうと
僕の話は作り話のように聞こえてしまいます。


このようなことが教室の中で起きていませんか?


目に見える子どもの態度だけを見て注意をしたり、
目に見える情報だけでしかったり、判断したりしていませんか?


目に見える情報の裏側に、見えないストーリーが隠れています。


授業中に寝ている子には、「昨晩はお母さんが熱を出してしまったので
一晩中看病していた。」と言うストーリーが隠されているかもしれません。


目に見える情報だけに囚われるのではなく、
情報の裏側に隠されている物も大事にしていきたいです。


ふと、そんなことを考えてみました。


皆さんは、どう思う?


Kuni