体験からの学び・気づき

筆不精とはよく言ったもので、気づいたら約2か月もブログを更新していませんでした…
いかんいかん!って、毎回のように書いているのは気づかなかったことに!


先日、東北福祉大学の上条先生のゼミの学生が主催するセミナーで
3時間のチームビルディングのワークショップを行ってきました。
参加者は、2人の先生を含め様々な運動部の生徒や教育関係のゼミの生徒約30名でした。


仙台に行くのは、小学校3年生以来・・・約20年ぶりのことでした!
仙台には夜行バスで行くと5時間半くらいで着くの知ってました?


そんなことはさておき、今回のテーマは
「チームはどのように育ち、人間関係はどのように育まれていくか」でした。


やったこと・・・


(1)自己紹介(僕のね)
(2)チームの発達段階の説明
(3)チームとグループの違いについての問いかけ
 「グループに無くて、チームにあるものは?」
(4)チームビルディング体験!


(1)自己紹介の時に、上条先生が
「あれ!?最近本出しました!?」と聞いてくれたので、ちゃっかり宣伝してきました!
「学級が変わる!授業が変わる!『クラスファシリテーション』入門」

学級が変わる!授業が変わる!「クラスファシリテーション」入門

学級が変わる!授業が変わる!「クラスファシリテーション」入門

みなさん御存じのこの本です!
その時に、一人の学生さんが「この本読みました!!」と言ってくれて
とてもうれしかったです!!


さて、話は(3)チームとグループについての問いかけに飛びますが、
4〜5人になってもらい、「グループに無くて、チームにあるものは?」について
そのグループで話してもらいました。その後、全体でシェアをしました。
その時出てきた言葉は、


向上心、目標、目的、リーダー、規則、長時間の活動、愛、連帯感、
競争、役割、上下関係、責任、指導者、結果、過程、目標設定、
成績、思いやり、友情、相乗効果



その後、約2時間半アイスブレイク〜問題解決アクティビティを行い
チームビルディングをしました。


問題解決アクティビティ終了後に
少人数のグループで、この2時間のチームビルディングについてふりかえってもらいました。
その時に問いは「2時間前と今では、お互いの関係性はどう違う?それはなぜだろう?」


その後、再度「チームにある物は?」と全体に問いかけたところ
出てきた言葉は


思いやり、愛、過程、目標、団結力、連帯感、協調性、向上心、信頼
親近感、絆、役割、相手への期待感、安心感、指導者、コミュニケーション


以上のような言葉が出てきました。
これはすごく、僕自身の個人的な感覚ですが、
2回目にみんなに問いかけた時は、一つ一つの言葉に力を感じました。


2時間のチームビルディングの体験を通して、気づいたこと、感じたこと、
そして学んだことなので、力強い言葉、口調に変わったように感じました。


ワークショップ終了後も、みんな笑顔で生き生きとした顔がとても印象的でした!


最初の問いの時の回答
『向上心、目標、目的、リーダー、規則、長時間の活動、愛、連帯感、
競争、役割、上下関係、責任、指導者、結果、過程、目標設定、
成績、思いやり、友情、相乗効果』


2時間のチームビルディング後の問いへの回答
『思いやり、愛、過程、目標、団結力、連帯感、協調性、向上心、信頼
親近感、絆、役割、相手への期待感、安心感、指導者、コミュニケーション』


この2回の問いの回答の違いに皆さんは何を感じますか?


くに

感想をいただきました!

みなさん、こんにちは!
今日は急激に寒くなりましたね!風邪ひかないように気をつけてください!


さて、今日は僕の書籍

学級が変わる!授業が変わる!「クラスファシリテーション」入門

学級が変わる!授業が変わる!「クラスファシリテーション」入門


を読んだ方から感想をいただいたので、本人の了承を得たので
ここで紹介させてもらいます。


・本の構成がすごくよかった。序章、第1章で考えの根幹を述べ、第2章、第3章で具体例。
序章、第1章にもアクテビィティ、具体例が多く含まれていてくにが本の中でも体験的に学ぶ
大切さを伝えようとしていることがわかった。


・7月にゴリの講座を受けたんだけど、その根幹の考え方が文章化されていてわかりやすかった。
今までなんとなく感じて実践していたのが、理論で裏付けされた。


・僕はくにが「クラスファシリテーション」入門で伝えたかったことは、教員の子どもたちへの関わり方・見方を
少し変えてみようよということだと思った。それも、今教員している人を批判するでもなく、応援するような温かい
感じ。教員の頑張りを認めてくれている。それを少し方法、見方を変えることでみんなでハッピーになろうよみたいな。


・小題もすごくわかりやすい。しかも文章が読みやすい。書き方、字の大きさも。読者のことを考えてくれている。


・たくさん心に残った言葉があったけど、僕の中の1番は第1章の3.子どもの本来の姿を見る。
自分や職場が日々いかに固定観念やレッテルで見ているかに気づいた。本来の姿をみなきゃ。


以上です。


こうやって、読んでもらった人に感想をもらうとすごく嬉しいし、
「書いてよかった!これからももっとがんばろう!」って気持ちになりますね。
ありがとうございます!


みなさんからも、本を読んだ感想などメールなどで聞かせてもらえると嬉しいです!


くに

EFC主催 【先生の学校】日帰り授業 11月6日(土)開催!

僕が所属しているEducational Future Centerで「先生の学校」日帰り授業が
開催されます!その詳細を載せますね。



先生の学校が、日帰り授業になりました。

2限構成になっております。
1限だけの受講も可能ですので、どうぞお気軽にご参加ください。


【先生の学校】日帰り授業 11月6日(土)


開催場所:エデュケーショナル・フューチャーセンター事務所
     11月6日 【先生の学校】日帰り授業 11月6日(土)1限目(東京都)
          ↑クリック!

〈時間割〉


■1限目(10:00〜12:00)


 テーマ:『 Choice Theoryを学ぼう 』
      生徒との信頼関係の築き方


ファシリテーター:長尾 彰(AKIRA
持ち物:ペン
参加対象:信頼関係を築きたいなぁ、と思っている人
参加費:3,000円
定員:10名


お申込フォーム:11月6日 【先生の学校】日帰り授業 11月6日(土)1限目(東京都)
          ↑クリック!



■2限目(13:00〜15:00)


 テーマ:『机で遊べ。』
     教室で、気軽に遊べるゲームやアクティビティの紹介と、
     その活用方法についてみんなで考えるワークショップ。


ファシリテーター:中川 綾(Aya)
持ち物:特になし
参加対象:遊びを教室に取り入れたい教職員、遊びを仕事に取り入れたい大人
参加費:2,000円
定員:10名


お申込フォーム:11月6日 【先生の学校】日帰り授業 11月6日(土)2限目(東京都)
          ↑クリック!


※1・2限両方参加の方は、参加費4,000円になります。
※EFCの会員は500円引きになります。



以上です!
定員がすくないので、お早めにお申し込みください!


会場で待ってます!


Kuni

パイプライン中のTeachale Moment

今日のブログは前回の続きです。
2010-09-21 - Kuniの「クラスファシリテーション(R)」奮闘日記


前回のブログを読んでもらえるとわかりますが、先日EFCの仲間のナオト主催の勉強会で、
「クラスファシリテーション」ワークショップを行いました。


その中で、パイプラインと呼ばれるアクティビティを行いました。
課題は、持っているパイプを使い、30個の玉(ビー玉、ゴルフボール、ピンポン玉など)を
45分以内に、所定の位置においてあるバケツに運ぶというアクティビティ。
一つでも落としてしまったらスタートからやり直し!


そんな条件で、パイプラインをスタートしました。
みんな真剣にパイプラインに取り組み、落としてしまうと「あぁ〜!」なんて声が出てました。


全員が並んでやったり、小グループに分かれてやったりと試行錯誤を続け
様々な形で挑戦していると、4人一組のグループになり、そのグループの中で
二人はメインに玉を交互に渡す役割になり、他の二人は落ちないように
フォローをするだけの役割をつくってやり始めました。


順調に玉を運んでいたのですが、開始から30分ほどたったときに、
Nさんが不満そうな顔をしながらフォロー役をやっていました。
フォロー役は、メインの人が動いたら直ぐにどかなければならないのですが、
Nさんはなかなか動かず、メインの人に「どいて!」と大きな声で言われていました。


すると、Nさんは「つまんないんだもん!俺も玉を転がしたいよ!」と仲間に訴えたところ、
他のメンバーは、「がまんしなさい!役割だから!チームのためだよ。」などと、
Nさんは声をかけられていました。しかし、Nさんは納得してその役割をやっていたのではなく、
いつの間にかその役割をやらされていたようで、表情は寂しそうでした。


僕はこの様子を見て、「チームって何だろう?」「みんなはどんなチームになりたいんだろう?」を
考える良いきっかけになると感じたので、一旦パイプラインを止めました。


僕は、Nさんがいるグループで起きていた状況をチーム全体に伝えました。
そして、みんなに「みんなはどんなチームになりたいか、考えてみて。」と伝えました。
「一人一人の気持ちはさておき、とにかく目標達成を目指すチーム」なのか、
「一人一人の気持ちを大切にしつつ、みんなで目標達成を目指すチーム」なのか。
20分程度みんなで話をしていました。


この20分の「対話」の中で、みんなは


2.一人勝手な子を受け入れる集団づくり
5.ストレートにこの集団にいてよかったと思えること。


この二つについて、考えることができ「自分達が目指すチーム像」を
みんなで共有することができました。


最終的には、みんなが満足して目標達成できるチームを目指し、
みんなで役割を決めて、再スタートしました。


再スタート時に、チームに改めて目標タイムを設定してもらいましたが、
残念ながら目標時間には達成することができませんでした。


しかし、この後の振り返りでは「パイプラインで、僕が止める前と
止めた後のチームの中での違いは何だろう?」「チームって何だろう?」
「リーダーシップって何だろう?」など、じっくりと1時間半以上かけて
みんなで考えることができました。


Teachable Momentを発見し、パイプラインを止めたおかげで
学びが深まっていきました!


これが、今回のワークショップで一番印象に残った瞬間です。


もっともっとゆっくりとみんなで話す時間が欲しかったなぁ。


くに

9月19日 「クラスファシリテーション」ワークショップ

9月19日に、EFCの仲間であるナオト(イガセン)が主催する
勉強会で「クラスファシリテーション」ワークショップを行いました!


参加者は16名でした。


このワークショップの前に、主催者であるナオトからメールをもらい、
一方的な希望リストをもらいました。


1.アドベンチャーラーニングをやりたい。
2.一人勝手な子を受け入れる集団づくり
3.「自分だけできていればいい」といった自己完結せずに、
 協力したり助け合ったりできるクラス
4.どうせ俺は。。。といった子どもへ、やればできる!と
 思えるようにするには?
5.ストレートにこの集団にいてよかったと思えること。
6.リーダーを育てたい。
7.教師自身が自己コントロールできること。
8.学年の「困った」先生への関わり方。


アドベンチャーラーニングを通し、上記のことを
みんなで「対話」しながら考える時間を設けました。


やったこと。


・3つの約束事
・タックマンモデル(チームの発達段階)の説明。
・呼ばれたい名前+キャッチコピー+今の気持ち
・You-Me Me-You
・ネームトス
・Have you ever...(実は私)
・バスガス爆発
・人間あやとり
・フープリレー
・Being作成
・昼食
・午前中のふりかえり
・パイプライン
・全体ふりかえり


ふりかえりで話した事
「チームって何だろう?」「なぜチームになる必要があるのか?」「リーダーって何?」
「みんなはどんなチームになりたい?」


気づいたら、午後は3時間あったのに1つしかアクティビティをやっていませんでした!
その代わり、午前中の活動とパイプラインの活動を通してのふりかえり、
気づきや学びはすごく深いものになったと思います。


自分達がチームになっていく過程を体験し、それを振り返ることによって
「クラスをチームにしていく」ことの大切さ、そして、そのための第一歩を
踏み出すための何かを一人一人が見つけることができたと思います。


これから僕がみんなにできることは、第一歩を確実に踏み出すためのサポート、
そして、第一歩を二歩目に繋げるためのサポート、支援。
あとは、僕からだけでなく周りからサポートや支援がもらえるような
環境(職員室)をみんなで作り上げていくお手伝い。


早速、仲間からメールが来て日曜日に気づき・学んだことが
今日の学級経営に活かされた!とのこと。


そういう報告聞くとうれしいな!


呼んでもらえれば各地に飛んでいくので、
ワークショップを開きませんか!?


パイプライン中にTeachable Momentがあったので、
そのお話は次回!
Kuni

ついに出版日が決定!

みなさん


ごぶさたしてます。前回のブログを更新してから、もう1カ月が経ってしまいました。
時間が経つのは早い…書こう書こうとは思っていたのですが。
筆不精を何とか克服しなければ!


ブログの更新を怠っていた期間に、「先生の学校」「仲間とのバスケ」「小学校での研修」
「県の教育研究所での研修(灼熱地獄の研修)」「高校での1日研修」など
ブログに書きたいことはたくさんあるんです!


さて、そろそろ今日の本題に入らせてもらいます!



前回の更新でお伝えしたように、8月1日に「出版記念『クラスファシリテーション』入門」を
開催しました。その時に、「学級が変わる!授業が変わる!『クラスファシリテーション』入門」
の出版日がまだ決まっていないと書きましたが、


ついに決定しました!!


(拍手!)
パチパチパチ!


はい!ありがとうございます。


もったいぶってもしょうがないので、出版日を発表します!


その出版日は!


(ドラムロール!)
ダラララララララララ・・・・
ジャジャジャン!!


9月17日


そうなんです。あと1週間ほどで出版されちゃうんです!


ここまで長い道のりでしたが、ついに僕の本が世に出てしまうんです。
いや〜。今からドキドキワクワクです。


ちなみに、書籍の値段は税込価格で1,953円です。


9月17日出版と言っても、すぐに書店には並ばないようで、
書店に並ぶまでに10日〜2週間程度かかるそうなので、
書店に並ぶのは9月下旬になってしまうようです。
amazonにもまだアップされていないよう様子です。



「書店に並ぶまで待てない!」という方に吉報です!


9月18日以降だと、明治図書出版のHPで注文することができるそうです!
http://www.meijitosho.co.jp/
↑クリック!


ページの右上にある「検索」のところに『クラスファシリテーション』もしくは
『大橋 邦吉』と打ち込んで、検索してもらえると僕の本が出てきます!


出版にあたり、自分でチラシを作ったのでここに張り付けておきます!
もしよかったらダウンロードして、仲間の先生方に紹介してください!


書籍「学級が変わる!授業が変わる!『クラスファシリテーション』入門」チラシ.pdf 直

↑クリックするとチラシがダウンロードできます。


皆さん。ぜひ一度手にとって読んでみてください!
よろしくお願いします。


今日の更新はここまで!


次回は、夏休み中のことを書きたいと思います!
すぐにね!


みなさんはどのような夏休みを過ごしましたか?


くに

出版記念「クラスファシリテーション勉強会」無事終了!!

8月1日(日)に、「出版記念『クラスファシリテーション』勉強会」という名の
講座を開きました!!


(出版記念と言っても、まだ正式な出版日は決定してませんが・・・
8月末、もしくは9月初旬には出版される予定です!
今、編集者の方が出版に向けてがんばってくれているところです!)


この講座には、なんと29名の方が参加してくれました!
初任の先生から引退した先生、小学校の先生、中学校の先生、高校の先生、
そして、塾の講師、社会人など、多種多様なメンバーが集まりました!


東京、埼玉、神奈川の人が多かったのですが、栃木、富山、愛知、そして宮城など
遠くから来てくれた方がいらっしゃいました!


やったこと・・・


・クラスファシリテーションの説明。コンセプトの概要
・チームの発達段階(タックマンモデル)の説明
・アイスブレイクを通して、簡単なチームづくり+アクティビティの解説
・休憩
・クラスファシリテーションのコンセプトの説明+『対話』の時間
・3時間のふりかえり


講座と言っても、僕が一方的に話すのではなく、
『僕が2〜3個「クラスファシリテーションのコンセプト」を説明して
参加者どうしで『対話』してもらい、質問を受け付ける。』というタイプで
講座を進めて行きました。


始まった頃には、よそよそしかったメンバーが、
講座が終わり、帰る頃には名残惜しそうに話をしてるのがとても印象的でした!


こんなにも沢山の人に、「クラスファシリテーション」に興味を持ってもらえ、
今までがんばってきたかいがありました!


これで満足せず、これからもどんどんがんばっていこうと思います!


何人かの参加者の方が、自身のブログで講座のことを書いているので、
そちらを見てもらえれば、どんな講座だったかよくわかると思います。


イガ★せん学級冒険日誌
http://igasen.blog22.fc2.com/tb.php/150-ff2c8900


Mr.Hopeのメモ帳
http://gtyt.blog91.fc2.com/blog-entry-348.html


学びたい!!『学び合い』たい!!!〜小1『学び合い』わくわく日記
http://manabiai.g.hatena.ne.jp/tm43919/20100803


バケツの水がにごるなら
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1150798/35999566


夢開発シンプルコーチン
http://plaza.rakuten.co.jp/ryoko007/


ママ先生のワークライフ☆ハッピースパイラル
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1325184/35993704



参加してくれた皆さんへ

貴重な時間を使って、僕の講座に参加してくれてありがとうございました!
この縁を大事にしていきたいと思います!
これからもよろしくお願いします!!


くに